現世に蘇りし花魁物語・・・ その格式高き美貌と立ち振る舞いは見る者、 全てを魅了し尽くし、 毎夜、毎夜と通う事なかれ！ 人気沸騰、恋つぼみ、 彼女を取り巻く歓喜と名声！ 『 世に恋夏ここにあり～』 一度でも逢えたら 持ってけ、思い出墓場まで！ 誰も責めはせぬ、 それほどのおなごであるからして、 華は咲き誇れど 散りゆくさまもまた素敵かな・・・
絶世の美女と謳われるもご納得 群雄割拠と各地が競う 夕顔、我らの家宝にせいと。 彼女を独り占めしようなら、 徳川の埋蔵金でもことたりぬ それだけ価値のある遊女 美しい、その瞳に全てを捧ぐ 多文は不要、一見の価値あり！ 五臓六腑に染み込む愛に、 森羅万象、鳥はさえずり、森は歌う。 夕顔を、想えば、絶えぬ恋文・・ 来世でも、また巡り合いたき、この想い。
京都に芽生えた一輪の花 か弱きに思えるその花も 見事に咲き誇りし『 癒し花 』 心底伝わる愛情と、優しさ天に届くまで。 愛の矢、突き刺さろう我が胸に、 トキメク思いがひた走る・・・ 会いたい、会いたい、もう一度。 癒しの花に触れたき想い 胸に刺さりし愛の矢が、 うずいて気づく蜜の味。 天の使いかこの娘。 汚れなき笑顔に浄化されしき我が身に洗礼 巧みな施術・妖術に身を任せ 導きたもう極楽へ おとなしくも力強く咲く姿 まさに『癒しの花』は健在かな・・・
秋の村雨あがる頃、 紅葉、艶めく夕暮れ時 夕日を浴びしその折に、 多色を魅せるは、彩葉にて ひとつの葉は小さきも 見る者、皆に感動を・・ 画になる、美しき葉、故に 立ち止まり、見惚れるその境地 小柄、愛嬌、幼き花魁 天真爛漫、楽しき、ひと時 ひとたび施術は愛ゆえ奥深く、 見せて魅せつけ、釘付けに！ 愛しき恋の葉、いろはにほへと。 『拙者、お主に仕え奉るでござるよ。』 そう、告げてしまわぬよう、 お気をつけんくだせぇな・・・
満員御礼！ お神輿わっしょい！ 江戸なしからぬその姿 しかし今の時代に恥じぬ面影は 美しくも可愛げな優美なり。 活気ある街、風吹く花街 愛華が歩けば列を成し 一目見たいと、群衆動く。 天真爛漫、それも愛嬌 手の届かぬ存在と、 悲しむ気持ちを裏腹に、 愛華の愛は皆の元へ。 万人に愛されし存在は、 逢えば伝わるお人柄。 見ているだけでも魅了され、 誰もが羨むその体型。 あれよあれよと目のやり場に困り果て、 そこでも魅せる愛華に完敗 世に現れし、楽しき遊女 会話も施術も多彩にて、 一刻も無駄にはせぬ姿には、 満ちた心で岐路に発つ 今日も今日とて幸せを ぐっと噛みしめ我の心、 刻みこまれし愛華の愛を・・・
冬の朝、寒さで身が震え起き 外を見れば、白銀の雪化粧に目を奪われる。 朝霧に包まれし雪の華、 朝日を浴び輝き放つその様は、 我を照らす、煌めく太陽。 その幻想的な世界に魅了され、 美しく、きらびやかな光景は、 いざ朝霧あってのご愛敬 問答無用、心の奥底打ちぬかれ、 この感動、残すまいと 思わず筆を走らせて この光景、感激の朝、 一生にして一度あるかないかのこの奇跡 朝霧とは、 それほどまでに心に残りし良き遊女なり
秋風の、音に乗せられひらり舞う 妖艶、美艶と色彩に 楽しませようか、皆のこと。 満月の、光が水面を照らすその先で、 舞い踊る姿は乱舞、凛々蝶 幻想、夢幻に囚われて、 毒蛾に浸る、これも幸せ ひらりひらりと舞いながら、 宿り木にて身を休ませし、その様は、 つい、手を伸ばしたくなるほど、愛しき存在 魅せて、戯れ、舞う凛々蝶 その多彩を見逃すことは罪に値す、世の定め 肴のあてにしてもよし、 しかと刻もう蝶の舞・・・
募る想いは、遥かへと 類を見せぬその姿、 圧巻、偉観、見事となり 遊女としての歴史は浅く この度初のお披露目となりまする 格式感じるその風貌 遥をちこうに寄らせれば 殿は喜び、褒美が弾む 遥が笑えば、皆笑う 田舎育ちの名もなき娘 その無垢な笑顔に誰もが和む 懸命、賢明、心地良い ずっと隣で笑ておれ その笑顔で心も晴れる
